「100の言葉よりhug（ハグ）」をモットーに母親と子どもを支援するNPO法人「mama's hug（ママズハグ）」（小田原市城内2）が実施してきたベビーやキッズのマッサージ施術数が6月24日の午後に6000件を達成した。

ベビーマッサージを体系化した「TouchHug（タッチハグ）」で施術する山本加世さん

　ママの気持ちと成長を支える活動を展開するmama's hug（ママズハグ）。触れ合いを大切にした幼児対象のマッサージを発展させ「TouchHug（タッチハグ）」として体系化。施術の普及を図りながら「子育てをするママへの支援」を続けてきた。

　最近では、ふれあいによる効果で子どもと母親のコミュニケーションが促進されることが注目され、施術希望者や講習会、ワークショップ、資格取得講座などを受講する人も増えている。

　代表の山本加世さんは、施術者として自らを成長させ、「TouchHug」の完成度を高めるため、2022年4月に立教セカンドステージ大学に入学して研さん。更にテクノロジー、エンターテイメント、デザイン等の分野から先駆的な実践者や研究者が登壇して「価値あるアイデア」を発表するプログラム「TEDx－rikkyoU」に登壇。ベビーマッサージを体系化した「TouchHug」と、それをコミュニケーション領域まで高めた「ベビートーク」について研究成果と施術手法などをプレゼンテーションした。

　山本さんは「大学キャンパスでの研究とTEDxのカンファレンスでの発表が一つの区切りになった。併せて、施術数が当初の目標だった6000人を達成したことで第1ステージが完了。明日から次へのステージにランクアップして、ママとベビーやキッズを支援していきたい。それが私の役割だから」と意欲を示す。「mama's hug（ママズハグ）」では、7月7日に「TOUCHHUG祭り」開催する。山本さんは「こちらもよろしく」と笑顔を見せる。