箱根神社では、「歳旦祭」(1月1日)、元始祭(3日)、講社初祈祷祭(4日)、湖上安全祈願祭(5日)、昭和天皇祭遥拝式(7日)、弁財天社例祭と恵比寿社新年祭(10日)などの催事が続き、参拝客でにぎわいを見せている。15日には「両社参り月次祭」が行われ、「両社参り月次祭併成人祝祭」も併催されるため参拝者数も多くなると予想されている。
箱根神社の参拝には、「箱根神社」と芦ノ湖の守護神といわれる「九頭龍神社」の二社を参拝する「両社参り」、更に箱根神社の奥宮である「箱根元宮」(駒ケ岳山頂)への参拝も行う「三社参り」がある。
箱根園でアクティビティを担当し、箱根湖畔の観光スポットに詳しい稲葉健二さんは「もう一つ。『紅白参り』を行う人も多くなっている」と話す。芦ノ湖畔の九頭龍の森には、縁結びの神様といわれる朱色の鳥居を持つ九頭龍神社のほか、勝負の神様といわれる白色の鳥居がある白龍神社が鎮座している。
稲葉さんは「今年は辰年。辰は『龍』や『竜』であるため参拝に訪れる人も多く、朱色と白色にかけて『紅白参り』をする人の姿も見られる」と話す。白龍神社には倒れてはいるが根が残っている御神木があり、「絵馬」と「白龍ひも」を持って3回御神木を回ると願いが叶うといわれている。
九頭龍神社と白龍神社へは、芦ノ湖畔の箱根セラピーロードを徒歩で移動するほか、箱根園からモーターボートやレンタサイクルを利用することもできる。箱根駒ケ岳ローブウェーは1月9日~2月22日、2月26日・27日は工事で運休するため、箱根元宮へ登拝できない。