日本女子ソフトボールリーグ「サファイアセクション」に所属し小田原に拠点を置く「花王コスメ小田原フェニックス」(小田原市寿町)の新シーズンが4月20日に開幕し、上位進出を目指した挑戦が始まった。
1984(昭和59)年に設立し、今年で41年目を迎える「花王コスメ小田原フェニックス」。チームスローガンは「Challenge Everything」でチームカラーの「KAOグリーン」に身を包み、設立当時の代表的な香水ブランド「火の鳥」の英文を冠したチーム名で華麗なプレーを披露している。
日本女子ソフトボールリーグには「プラチナ」と「サファイア」の2セクションがあり、「プラチナ」には靜甲、VONDS市原、YKK、平林金属 Peachblossoms、厚木SC、ペヤングの6チームが所属。「サファイア」には小泉病院 Blue Arrows、MORI ALL WAVE KANOYA、大和電機工業、花王コスメ小田原 フェニックス、Citrine Ichinomiya、ルネス紅葉 スポーツ柔整専門学校の6チームが所属。合わせて12チームでリーグを編成している。
第1節1日目の対戦は、おととし日本リーグの覇者で強豪の「大和電機工業」。花王は2回に先制するも、その後は左腕の斉藤未来選手(#24)からエースの大串都未希選手(#27)とつなぐ投手リレーを攻めきれず、安打・盗塁・バントの多彩な攻撃を受けてリードを許し、花王1-3大和 のスコアで勝利を譲った。
翌2日目は「ルネス紅葉 スポーツ柔整専門学校」と対戦。花王の快打音が球場に響いた。ルネス紅葉の投手陣、植田七菜選手(#38)、小林美紅選手(#22)、小田澤理乃選手(#15)に果敢に挑んだ。三塁打を酒井啓名選手(#21)、鈴木未空選手(#10)、荻野真鈴選手(#6)、二塁打を佐藤真香選手(#8)と酒井選手が打つなど打線が炸裂。紅葉0-13花王 のスコアで今季初勝利を飾った。
この結果、第1節は1勝1敗の成績。第2節は小泉病院(5月17日)、MORI ALL WAVE(18日)、Citrine(19日)と対戦する。