箱根芦ノ湖畔にある「小田急 山のホテル」(箱根町元箱根、TEL 0460-83-6321)の庭園で、5月8日ごろから30の古品種を含む84種・3000株のツツジが見頃を迎え、42種類・約300株のシャクナゲも開花を迎えている。
「小田急 山のホテル 庭園のツツジとシャクナゲ」を製作・販売
庭園など施設の敷地は、三菱財閥4代目総帥である岩﨑小彌太男爵が、1911(明治44)年に別邸を建てた由緒ある地。岩崎小彌太男爵は当時、ツツジが咲き誇る別邸庭園で 「園遊会」を開いて客人をもてなしたという。
「男爵の別邸」から「山のホテル」になった現在でも「男爵別邸から受け継いだ庭園」として維持管理。庭園のツツジは2022年に「日本植物園協会ナショナルコレクション第10号」に、翌2023年には、シャクナゲも「日本植物園協会ナショナルコレクション第15号」に認定されている。
この認定を機会に、ホテルの代名詞でもあるツツジとシャクナゲの庭園にスポットを当て、庭園の歴史や情報をまとめた冊子「小田急 山のホテル 庭園のツツジとシャクナゲ」(価格=800円)を製作。山のホテル本館「売店」及び別館2F「プレミアムショップ ロザージュ」で販売している。
現在、「つつじ・しゃくなげフェア2024」を開催中。庭園見学料金は1,000円(小学生以下無料)。見学時間は9時~16時30分。