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箱根で「松を使わない門松づくり」-仙石原古式門松保存会などが主催

幕末の資料「新編相模国風土記稿」の記述のとおりに松を使わない門松や玄関飾りづくりを体験

幕末の資料「新編相模国風土記稿」の記述のとおりに松を使わない門松や玄関飾りづくりを体験

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 箱根・仙石原で幕末時代から継承されている「松を使わない門松づくり」などを作る「体験学習・お正月のお飾りづくり」の催しが、仙石原古式門松保存会と箱根町立郷土資料館の共催で開催された。

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 同保存会は、幕末の資料「新編相模国風土記稿」の中に、箱根の地域的な特徴として「松を使わない門松」の記述があり、この手法の継承を目的とし仙石原の有志によって設立され体験学習会などを通して守り伝えている。

 須雲川や大平台などの標高の高い地域で作られてきた箱根独特の門松で、作り方は竹とカシの木を鉢に立てる方法で作る。素朴な中にも新年を祝う心のこもった門松でお正月の風情にあふれている。また「玄関飾り」もワラを三つ編みにして作るもので、仙石原地域では玄関に飾るところが主流だが、箱根周辺部では神棚に飾る地域もあるという。

「松を使わない門松」や「玄関飾り」は、箱根らしい景観を作ろうと箱根関所通りの事業者で立ち上げられた「箱根関所通り景観まちづくり研究会」が応援しているもので、完成した門松は箱根駅伝を歓迎をするために国道1号線や沿道の店舗に合計で5基設置される。

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