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開成町で「だんご汁千人鍋」-地元発祥「弥一芋」使い1000人分振る舞う

前回開催時の様子

前回開催時の様子

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 古民家「あしがり郷瀬戸屋敷」(開成町)で11月12日、同町が復活させた里芋「弥一芋」を使った郷土料理を1000人に無料で振る舞うイベント「開成だんご汁 千人鍋」が開催される。

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 「弥一芋」とは開成町生まれの高井弥一郎さんが1903(明治36)年に栽培を始めた里芋。生産者の名前をとって「弥一芋」と名付けられた。味の良さから、明治から昭和にかけて関東一円で栽培されるようになった。戦後になると収穫量が安定している品種に取って代わられたが、2009年から町ゆかりの里芋を復活させる取り組みがスタート。今年10月に初出荷し、料理や酒造での利用が始まっている。

 郷土料理の「開成だんご汁」には、細粉(さなご)と呼ばれる地元産米粉で作っただんごが入るのが特徴。弥一芋のほかにも町内産の野菜も使い、先着1000人に振る舞う。「千人鍋」のために用意する鍋は、町内の蔵元「瀬戸酒造」に眠っていた直径1メートル(300リットル)の釜。今回はさらに大きな3メートルの大釜も展示する。

 同イベント企画運営代表の瀬戸浩雅さんは「地場野菜と米粉で作るだんご汁に、復活した『弥一芋』を加えた郷土料理の味を多くの人に知ってほしい」と話す。

 開催は11時から。

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