小田原の満福寺(小田原市中里)で1月28日に毎年恒例の「火伏せ祭り」が行われ、多くの参拝者でにぎわった。
毎年同日に催される「火伏せ祭り」は修験道に伝わる修行の一つ。「家内安全・商売繁盛・無病息災」に加え、今年は「東日本大震災犠牲者供養・復旧・復興」を祈願して行われた。
開始時間の12時前には、多くの参拝者が詰めかけていた。山伏問答から始まり、矢が放たれるなどの儀式が行われた。そのあと、高く積まれた護摩札やしめ飾りの山に火を付け、炎は空に向かって大きく燃え上がった。
炎の勢いが静まったら「火渡り」が始まる。読経の中、修験者たちは腰の高さまで上がる炎の中を素足で渡っていく。火が静まってからは、一般の参拝者も祈願をしながら火渡りを行った。