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小田原で「ドラマ・歴史・食」をテーマに観光フォーラム

パネルディスカッションを行う西川りゅうじんさん(左)、藤澤浩一さん(中)、鎧塚俊彦さん(右)。

パネルディスカッションを行う西川りゅうじんさん(左)、藤澤浩一さん(中)、鎧塚俊彦さん(右)。

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 小田原ゆかりの人物や歴史に光を当てる「観光フォーラム」が2月4日、小田原市民会館小ホール(小田原市本町)で開催された。

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 司馬遼太郎原作のNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」の主人公である秋山真之は、1918年(大正7年)2月4日に小田原で生涯を閉じた。同フォーラムは「ドラマ・歴史・食をテーマとした小田原の魅力」と題し、真之の命日に合わせて開かれた。

 講師として藤澤浩一さん(ドラマ「坂の上の雲」チーフプロデューサー)、鎧塚俊彦さん(Toshi Yoroizukaオーナーシェフ)、西川りゅうじんさん(市観光協会総合アドバイザー)がそれぞれ講演をし、パネルディスカッションも行った。

 藤澤さんはドラマの撮影で国内外を訪れ、ドラマの1シーンのCG合成の方法を紹介。「古い石垣や建物などが残っていれば撮影可能で、誘致することもできる。また、発信した情報を受け取った人にも情報発信させることも必要」と話した。

 昨年11月に小田原に店舗をオープンした鎧塚さんはオープンを決めたエピソードを話し、「市民の人たちに目標に向かって強い信念を持ってほしい。一緒に小田原を盛り上げたい」と呼びかけた。

 各地の地域活性化に取り組む西川さんは「小田原は観光資源の宝庫。古くからのものを残していくために、観光・物産などを元気にしなければ。皆で良いものを発掘してほしい」と話した。ほかにも「地域の若者に小田原を知ってもらい、盛り上げてもらいたい。『食の祭典』で地域全体の食のレベルアップを図ることも必要」とも。

 当日の来場者は227人。同日は提携企画として、村井玄斎の『食道楽』に紹介された料理を味わう「小田原ドラマチックグルメツアー」も開催され、フォーラムは盛況の内に幕を閉じた。

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