老舗かまぼこ店「鈴廣蒲鉾本店」(小田原市風祭、TEL 0465-22-3191)が「魚肉ペプチド」のアンチエイジング効果を検証し、日本抗加齢医学会Web Journal「ANTI-AGING MEDICINE」で発表した。
同社は神奈川歯科大学生体管理医学講座・薬理学分野と共同で、「魚肉ペプチド」の抗酸化作用について研究を行った。「魚肉ペプチド」を原料とするサプリメント「サカナのちから」1日10錠(3グラム)を、30~50代の成人男女が摂取した場合の摂取前後の変化を比較。動脈硬化症、骨粗しょう症、酸化ストレスなどに関する指標の改善効果を確認したという。
「魚肉ペプチド」はアミノ酸がつながったペプチド状になっており、アミノ酸20種を素早く吸収することができるもの。継続摂取をすれば生体内の酸化ストレスが軽減され、生活習慣病予防につながると考えられる。タンパク質の合成に必要な必須アミノ酸をバランスよく含んでいるため、アスリートの体づくりにも効果的だという。
同プロジェクトを推進する同社の本多和紀さんは「日本では魚は身近な食材だが、魚にはとても素晴らしい力があることが分かった。魚を頂くことのありがたさをあらためて感じた」と話す。