大野山乳牛育成牧場(足柄上郡山北町皆瀬川、TEL 0465-75-0423)で11月1日、「大野山フェスティバル」が開催された。
同イベントは、神奈川県3大畜産フェスティバルのひとつに数えられ、一般の人が家畜にふれあいながら酪農や畜産について理解を深めてもらうことを目的として始められたもので、今回で16回目。毎年10月下旬~11月上旬の土曜日をめどに開催されている。
当日は、バーベキューや家畜とのふれあい、搾乳実演、牛乳配布、アルプホルン演奏、地場産品即売会などが行われ、訪れたハイカーたちでにぎわいを見せた。メーンの玉川アルプホルンクラブによるアルプホルンの演奏では、ずらりと並んだ楽器の背景の遙か遠方に富士山が望め、同クラブリーダー中川さんも「絶好の天気の中、多くの来場者の前で演奏ができ、楽しんでもらえてとても良かった」と振り返った。
同牧場の渋谷光彦さんは「都内からでも気軽に日帰りで来られる場所にあるので、ぜひ大野山の景色を堪能しながらハイキングを楽しんでもらい、家畜とのふれあいなどを体験してもらいたい」と話す。