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小田原で「バードカービング展」-最初の当主しのびギャラリートークも

バードカービングの作品

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 小田原の清閑亭(小田原市南町1、TEL0465-22-2834)で8月5日、バードカービング展が開催される。

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 黒田長成一家は代々、博物学に関心のある家柄。中でも鳥に対しての関心は厚く、東京に鴨(かも)場を設けていた。現在の羽田空港の主要な部分は黒田家の「羽田鴨場」だったという。長成の子の長礼、孫の長久氏、黒田家は2代続けて日本を代表する鳥類学者を輩出している。

 「鳥を愛したお殿様」と言われていた「桜谷黒田長成侯爵」。8月14日の命日は「桜谷忌」と言われる。そこで20点程度を展示する「バードカービング展」を開き黒田長成をしのぶ。

 「桜谷忌」当日には、黒田家ともゆかりのある博物学者の田代道彌さん監修によるギャラリートークも開催。鳥を愛した黒田侯爵の面影とバードカービングを楽しむ。

 小田原邸園交流館清閑亭の金山摩美さんは「桜谷忌に合わせて開く今回のイベント。黒田侯爵に思いをはせながら、作品と清閑亭の空間を楽しんでいただければ」と話す。

 開館時間は11時~16時。ギャラリートークは先着30人。参加費=1,000円(茶菓子付き)。8月19日まで(7日は休館日)。

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