藤田観光は、2025年11月7日に会社設立70周年を迎える。そのルーツは明治までさかのぼる。商社を立ち上げた藤田傳三郎から資産を受け継いだ小川栄一が1948年に藤田家の別荘を旅館として開業したことが箱根小涌園の第一歩となる。その後、1952年に明治の元勲山縣有朋が庭園と邸宅も藤田家が引き受け「椿山荘（現ホテル椿山荘東京）」として開業した。こうして事業基盤を整えた1955年に「藤田観光」を設立している。現在､70周年を記念して感謝の気持ちを込めた施策を展開している。写真は開業当時の箱根小涌園の様子。現在は「蕎麦 貴賓館」として営業している。