特急寝台「富士」が小田原を快走-ブルトレ時代の面影を残して

平坦路線向け直流用電気機関車「EF65 501」に牽引される「富士」。「ブルトレ」の主役として活躍していた時代をほうふつとさせて快走する(画面右が相模湾)

平坦路線向け直流用電気機関車「EF65 501」に牽引される「富士」。「ブルトレ」の主役として活躍していた時代をほうふつとさせて快走する(画面右が相模湾)

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 東京駅開業100周年を記念して、ブルートレイン時代の主役・寝台特急「富士」が12月19日、1日だけの復活運転をし伊東駅までを快走した。

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 東京駅の10番線ホームには、「富士」の復活運転を見ようと多くの鉄道ファンであふれ、予定通り14時に出発すると多くのシャッターが切られた。団体臨時列車として運行された同寝台特急。企画商品として販売され、購入できた100人が伊東までの旅行を楽しんだ。

 沿線には多くの「撮り鉄」が、快走する「富士」の姿をカメラに納めていた。酒匂川を渡る「富士」、小田原駅を通過する「富士」、たわわに実るみかん畑と相模湾との境を走る「富士」などの絶景ポイントには多くの鉄道ファンが待ち構えた。堂々と客車を牽引して誇らしげに快走する「EF65 501」の姿が現れると、拍手をしたり手を振る姿が見られた。

 「富士」はかつて走り続けた丹那トンネルに入らず、熱海から東海道本線を離れ伊東まで走った。1泊して、上りは20日の予定。

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