箱根仙石原では現在、8月の終わりにわずかに黄色くなった穂先と青々とした茎を持ったススキが、晩秋に向けて少しずつ黄金色に変わりはじめている。
毎年、9月中旬から11月中旬にかけて見ごろを迎える箱根・仙石原のススキ。18ヘクタール(東京ドーム約4個分)のススキが、高原の秋風により黄金色に波打つ姿を見に多くの観光客が訪れる。仙石原のススキは太陽の光を受けて、黄金色のじゅうたんを敷き詰めた様な風景となり、光の関係から訪れる時期によってさまざまな美しさを楽しむことができる。
今年は残暑があり生育が心配されたが、現在までのところ、ススキの背の高さ、見ごろの時期なども例年通りと推測されている。
箱根登山バスでは、10月3日~11月3日の土曜・日曜・祝日限定で、箱根登山鉄道強羅駅から桃源台までを結ぶ「仙石すすきバス」を運行。ススキの名所は「仙石高原バス停」を通過するのでススキ見物に利用できる。