市民参加型で発電事業を行い、地元小学校へ蓄電池を寄付するなど地域貢献も行っている「ほうとくエネルギー」(小田原市浜町)が「平成27年度かながわ地球環境賞」を受賞した。
発電出力984キロワットの「小田原メガソーラー市民発電所」の設置と、小田原市内の小学校などでの「屋根貸し太陽光発電事業」などの事業を手掛ける同社。その実績が評価されての受賞となった。
同賞には、「地球環境保全活動部門」「温室効果ガス削減技術開発部門」「かながわスマートエネルギー計画部門」の3部門があり、計12グループが受賞した。ほうとくエネルギーが受賞したのは「かながわスマートエネルギー計画部門」。
同社の志澤昌彦副社長は「市民ファンドの活用による太陽光発電事業は県内で初のケースであること、太陽光パネル関連工事やメンテナンスで地元企業等を活用し、地域経済の活性化に取り組んでいること、収益の一部を地域に還元していることなどが評価されたと思う。市民からの期待に応えるためも、全力で事業展開を推進していきたい」と先を見据える。