小田原トーストマスターズクラブは7月2日、「地元メディアに取り上げられる広報活動」と題した公開勉強会を「おだわら市民交流センター」で開催した。
1924年にアメリカで設立された非営利教育団体(NPO)で、カリフォルニアに国際本部を置き、仲間との楽しいコミュニケーションとリーダッシップのスキルアップをめざして活動する同団体。日本では、1954年に最初のクラブが設立され、現在168のクラブに4000人の会員が所属し活動を行っている。
講義を担当した守屋佑一さんは、ときめき小田原研究会の会長で、元西湘タイムス記者だった経歴を持ち、小田原地域のメディアに詳しい。現在、多彩な活動を行っており、その経験を生かして、メディアを活用するための手法など実践的な講義を行った。
受講したメンバーは「元記者の本音の話を聞けて楽しかった。今後は、いろいろな情報発信を行い事業を成功させたい」「メディアを通して発信した情報の持つパワーを学ぶことができた。この手法を活用していきたい」と話す。
同会会長の飯塚道生さんは「なかなか聞けない記者の本音が聞けた。自分たちにとって新聞や記者、プレスリリースは敷居が高く、手が出せなかった。プレスリリースのコツなど生の情報を知れて有意義だった」と評価する。
講義を終えた守屋さんは「記者をしていたときには気付かなかったが、一般の人にとっては新聞に載るというのは本当に嬉しいもの。積極的にアプローチしメディアを通してさまざまなことを発信してもらえればと思う」と話す。「まずは、トーストマスターズクラブの存在を発信し、コミュニケーション能力をスキルアップしたいと願う人に届くようにすることが第一歩」とも。