箱根写真美術館（箱根町強羅、TEL 0460-82-2717）のカフェ「プレジール・ドゥ・ルフ」が7月21日、オープン10周年を迎える。

「プレジール・ドゥ・ルフ」10周年記念パーティの招待状

　パリのホテル・リッツのパティスリーで学んだ鈴木輝子さんが作るスイーツなどを提供する同カフェ。店名は仏語でPlaisir（楽しみ、喜び） とoeuf（卵）から命名し、コンセプトは「五感の回帰」。卵型（楕円（だえん）形）の同館のカフェとして「アートや自然を感じ、ゆったりした時間を楽しんでほしい」との願いが込める。

　鈴木さんは「アートもお菓子も生活に自然と溶け込んでいるのが理想。箱根という自然の流れに合わせたお菓子を出して、みなさんに『おいしい』と笑顔になってもらえればと思う。毎日、味わっていただける皆さまの笑顔を思い浮かべて、手作業で作っている」と話す。

　同館副館長の遠藤詠子さんは「スイーツと合わせて、北アルプスのおいしい水で育った産地直送の安曇野野菜も喜ばれている。長野県・安曇野の池田町で開催された富士山写真展から生まれた縁で、季節ごとのスープやサラダ、キッシュやカレー、ポトフなどに使われている。味わっていただければ」と呼び掛ける。

　同館では、カフェ10周年記念として「オリジナルTシャツ」（S・M・Lサイズ＝2,160円）を販売する。併せて、7月18日に「ガーデンパーティー」を開催して10周年を振り返る。時間は15時～17時。参加費＝3,500円（Tシャツ・パーティー参加費・美術館入館料含む）。