箱根・ポーラ美術館(箱根町仙石原、TEL 0460-84-2111)は3月13日より、企画展「ポーラ美術館の日本画」を開催している。
同展は開館以来初となる日本画展で、作品保護のため1期(3月13日~6月8日)と2期(6月11日~9月5日)に分け、作品を完全に入れ替える大規模展覧会。文化勲章受章作家を中心とする14作家の作品約120点を、各期約60点ずつを展示する。
1期は4つのセクションで構成し、第1部=「横山大観とその周辺」、第2部=杉山寧を特集する「杉山寧『純粋絵画』への道」、第3部=「東山魁夷と日本画の叙情」、第4部=「平山郁夫 源流を求める旅」。「中でも杉山寧の収蔵作品43点は日本でも最大級のコレクション」だという。
同館広報担当の中西由里香さんは「これまでは西洋絵画を中心に企画展を構成してきたが、今回は初公開作品を含めて日本画コレクションを総覧している。日本画壇の最高峰に立った画家たちの作品を通して、近・現代の日本画の流れをたどりながら当館の新たな魅力を発見してもらえれば」と話す。
開館時間は9時~17時(最終入館は16時30分まで)。入館料は、大人=1,800円、大学・高校生=1,300円、小中学生=700円。会期中無休。