小田急電鉄は9月1日より、周遊券としては日本初となるカーボンオフセットを導入した「箱根旧街道・1号線きっぷ」を発売する。
小田急線の往復割引乗車券と箱根登山線の小田原駅~小涌谷駅間、箱根登山バスの小田原駅~元箱根港・箱根町間が何度でも乗り降り自由な乗車券をセットにしたもので、国道1号線・箱根旧街道の名所旧跡、温泉施設など25施設で使える優待・料金割引も含まれる。
同周遊券には、地球温暖化対策の一環として日本で初めてカーボンオフセットを導入し、周遊券を利用する際に、鉄道・バスが排出すると想定されるCO2(約5.4キログラム)をすべて打ち消す(オフセット)ための費用を、小田急電鉄、箱根登山鉄道、箱根登山バスの3社が負担することで、乗客が移動する際に発生するCO2の排出を実質的にゼロにする。
同電鉄CSR・広報部の松原さんは「今後も事業特性に合わせた施策を通じて、地球温暖化対策に積極的に取り組んでいきたい」と話す。
料金は乗車駅によって異なるが、一例として新宿からの場合は大人=3,080円、子ども=1,350円。有効期間は1日間で、利用開始は10月1日から。小田急線各駅、箱根登山線箱根湯本駅、小田急トラベル各営業所、箱根登山バス小田原駅前案内所・湯本案内所などで発売する。