小田原城の常盤木門へ上る石段左のカンザクラ(寒桜)が見ごろを迎えている。
このサクラは枝先から花がたくさん玉のように咲くのが特徴。花が少ないこの時期、みつを求めてヒヨドリやメジロがやって来ることもある。
観光客の中には梅と見間違える人もおり、驚きつつ足を止めて花を眺めたり、多くの人がカメラに収めたりしている。
小田原城内にはソメイヨシノやカンザクラが植栽されており、淡いピンクの桜と朱塗りの橋、白い天守閣の美しい情景は「日本さくらの名所100選」にも選ばれている。石段を挟んで右のカンヒザクラが咲くころには青葉に変わっているという。
見ごろは2月上旬まで。