箱根に春を告げるミズバショウ、これから見頃に-箱根湿生花園

まだ冷たい水から顔を出すミズバショウ(2010年4月上旬撮影)

まだ冷たい水から顔を出すミズバショウ(2010年4月上旬撮影)

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 箱根湿生花園(箱根町仙石原、TEL 0460-84-7293)で春の訪れを告げるミズバショウが開花し始め、これから見頃を迎える。

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 冬季休園を終え、3月20日の開園とともに早咲きのミズバショウが開いた。遅咲きのものも含めて園内には約2万株が育てられている。同じく湿地に生息する赤紫の苞(ほう)のザゼンソウも開花している。

 水湿地に生息する植物を中心に約1,700種が四季折々に花を咲かせる同園。ミズバショウやザゼンソウは積雪の多い地域に生息するもので、箱根では霜で芽が痛んでしまうという。そのため休園中に、芽の上に落ち葉を敷き、雪の下のような保温効果を得る防寒作業を行ってきた。

 同園職員は「今は早咲きのものが見頃。これから春に向けて次々と咲く準備をしている。つつましく咲くかれんな姿を見に来てほしい」と話す。ミズバショウの見頃は4月上旬~下旬。ザゼンソウの見頃は3月下旬まで。

 入園時間は9時~17時。料金は、大人(中学生以上)=700円、小学生=400円。

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