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箱根のポーラ美術館で「レオナール・フジタ」企画展-世界初公開作品も

唯一撮影を許された写真家、土門拳が捉えた制作中のフジタ

唯一撮影を許された写真家、土門拳が捉えた制作中のフジタ

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 箱根の「ポーラ美術館」(箱根町仙石原、TEL 0460-84-2111)で現在、企画展「レオナール・フジタ 私のパリ、私のアトリエ」が開催されている。

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 同館は今年8月に新しく62点のフジタ作品を加え、計172点のコレクションを展示している。中でも、これまで存在が知られていなかった37点の作品は世界初公開となる。

 フジタ作品は白色の下地に繊細な線で描かれているのが特徴で、「すばらしき乳白色」とパリで称賛された。フジタは技法を生涯秘密にしていたとされるが、同展では光学調査や記録写真によって明かされつつある考察を紹介する。ほかにも、パリで仕事に従事する子どもたちを多く描いた「小さな職人たち」シリーズで知られるフジタ。世界初公開の作品はこのシリーズの原型と考えられている。

 10月8日にはワークショップ「フジタの線で描こう!」も開催。乳白色の出し方や油絵具の上に墨で細い線を描く技法を実践する。

 開館時間は9時~17時。入館料は、大人=1,800円、シニア(65歳以上)=1,600円、大学・高校生=1,300円、中・小学生=700円(土曜入館無料)。2012年1月15日まで。

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