神奈川県西地区で足柄茶の魅力を紹介・講習するスタッフ「足柄茶コンシェルジュ」を養成する講座が11月、開講する。主催は神奈川県農協茶業センターと足柄茶コミュニケータ連絡会。
現在、足柄茶の魅力を伝えるための講座やイベントを開く「足柄茶コミュニケータ」と呼ばれる会員は5人。さらに、イベントなどで足柄茶をPRする人材養成を始めることになった。
講座は全6回を予定。足柄茶の基礎知識から始まり、テイスティングやおいしいいれ方、手もみ茶とほうじ茶作りなど生活に取り入れられる技術の習得。学んだ知識・技術を生かし、実際にイベント会場でお茶を提供する体験の場も用意する。
足柄茶コミュニケータの石崎雅美さんは「放射性物質が検出された問題で壊滅的な被害を受けた足柄茶ブランドだが、安全な茶葉を使った商品の販売が始まり、農家も来年に向けて動き出している。コミュニケータとして、足柄茶の信頼回復と消費につながる活動ができる人材の育成に取り組む」と話す。「こんなときこそ『足柄茶を応援したい』という気持ちのある地元の方に、活動に参加してほしい」とも。
開講期間は11月9日から2012年1月27日まで月2回程度。受講料は1万2,000円(全6回分)。定員は30人。申し込み方法はホームページで確認できる。申し込み締め切りは10月31日。