小田原の名物になりつつある「ギョサン」を販売している小田原の「マツシタ靴店」(小田原市栄町1、TEL 0465-24-2233)が昨年発売した「雪駄(せった)サン」が好評で、女性からの要望に応えて女性用商品の販売も始めた。
ギョサンとは、小笠原諸島が日本に返還された1968(昭和43)年ごろ、漁師たちの間で普及し始めたサンダルで滑らないのが特長。ギョサンの特長を生かした「雪駄サン」は、鼻緒と上底が一体成型で作られているため鼻緒が抜けにくく底材も軽く履きやすい。
女性用「雪駄サン」はフリーサイズで、カラーはピンク、オレンジ、ターコイズ、パープルの4色展開。同店の松下善彦さんは「春が来た小田原の城下を、ギョサンや雪駄サンなどを履いて散歩を楽しんでほしい」と話す。
価格は1,500円。現在は店頭のみで販売している。