小田原・箱根を流れる早川のせせらぎに5月下旬から6月上旬までホタルが舞い、幻想的な風情が見られる。
箱根湯本駅から徒歩5分のところにある「ほたる公園」。最盛期には500匹前後のホタルが淡い光を放って舞う。
このホタルをよみがえらせることに成功したのは地元住民の「箱根ほたる愛護会」。早川をきれいにすることでホタルがすみやすい環境を作り維持したことが大きい。
早川沿いにある老舗「吉池旅館」にある1万坪の回遊庭園は自然が守られているため、天然のホタルが生息している。季節になるとホタルが飛び始め、幻想的な光の競演が楽しめる。同館では「旅館周辺ホタル見どころマップ」も用意する。
同館フロントの鶴田健二さんは「1万坪の庭園の一角に天然の源氏ホタルが生息し、例年5月下旬から飛び交いはじめる。自然が育むやわらかなホタルの光を楽しんでもらえれば」と話す。
梅、桜、祭り、ツツジに続き、小田原・箱根はホタルが飛び交う季節を迎える。