昨年の大晦日から新年にかけて、小田原城址公園近く大手門跡にある鐘楼「時の鐘」（小田原市本町）で除夜の鐘をつく人の長い行列ができた。

大手門跡にある鐘楼「時の鐘」

　この鐘楼の歴史は古く、約300年の間、小田原のまちに時を知らせてきた。戦後、鐘は新しいものが作られたが、鐘楼は変わらず使われている。歴史的な趣が感じられるため観光で尋ねる人も多く、写真スポットにもなっている。

　12月31日には多くの市民が参加し、新しい年に願いを込めて鐘がつかれた。その響きは「なかなかの音色」と評判も良い。この鐘楼は現在も現役で、6時と18時の時を告げている。