貴族院副議長・黒田長成侯爵の別邸だった小田原邸園交流館「清閑亭」(小田原市南町1、TEL 0465-22-2834)は5月20日から、侯爵が好んだイングリッシュティーを「侯爵の紅茶」として提供している。
19歳から6年間イギリスのケンブリッジ大学に留学した侯爵。近代の幕開け時代のロンドンでイギリスのさまざまな文化に触れたといわれている。同館では、留学中に侯爵が味わったイングリッシュティーを、自然豊かな小田原の食材などで再現し提供。ポットに入れた紅茶とミルクを合わせるイギリス式ミルクティーと一緒に、小田原産の果物で作ったジャムや蜂蜜を添えたスコーンも楽しめる。
同施設を運営する小田原まちづくり応援団の金山摩美さんは、「黒田侯爵が清閑亭でも味わったイングリッシュティー。相模湾を眺めながらゆったりとしたひとときを過ごしてもらえれば」と話す。価格は700円。
開館時間は11時~16時。火曜休館。