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小田原・清閑亭で「医食同源」ツアー、別荘・邸園文化時代の人々に倣う

別荘・邸園文化時代の「医食同源ツアー」が開催される清閑亭

別荘・邸園文化時代の「医食同源ツアー」が開催される清閑亭

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 貴族院副議長だった黒田長成侯爵の別荘で小田原邸園交流館として活用されている「清閑亭」(小田原市南町1、TEL 0465-22-2834)で8月23日、邸園で楽しむ夏バテ予防「医食同源・水中ウオークツアー」が開催される。

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 歴史的に小田原は保養地であり、市内には伊藤博文や山下汽船(現在の商船三井)創業者の山下亀三郎など著名人の別荘が海辺に多く作られ、茶道、能、狂言、文学など独特の「邸園文化」が生まれた。

 中でも「医食同源」は別荘・別邸暮らしのメーンテーマで、これを実践して三井財閥を支えた実業家の益田孝(鈍翁)は90歳、「電力王」と言われた松永安左エ門(耳庵)は96歳の長寿を謳歌(おうか)したという。

 当時を暮らした人々に倣い実施する同ツアー。残暑疲れをケアすることを目的に、夏バテ予防などに効果的な梅の専門店「欄干橋ちん里う」、夏特有のトラブルに対応する漢方を紹介する「小西薬局」を巡り、御幸の浜市営プールで「水中ウオーク」のエクササイズを体験する。その後、清閑亭で中華料理人・平野鉄也さんの医食同源の弁当を楽しむ内容。

 同館を運営するNPO法人「小田原まちづくり応援団」の金山摩美さんは「邸園ライフを楽しみながら夏のケアをする清閑亭ならではの企画。終了後に昼寝タイムも用意している」と話す。

 開催時間は9時30分~14時。定員は20人。参加費は2,500円(プール代・昼食代・保険料含む)。水着・タオルは持参。申し込みは清閑亭で受け付けている。

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