小田原・箱根・足柄地域の生態系豊かな森づくりを目指している「小田原山盛の会」が12月1日、和留沢地区で1アールの開墾を行った。
豊かな森づくりのために開墾と種まきなどの作業を行っている同会。山林に囲まれ長い間使われなかったため自然に帰った畑を利用して、ブナの苗を育てるための開墾と苗作り、棚作りに取り組む。参加メンバーによると、「低木の根を取るのが思いのほか苦労した」という。
この作業は7日と14日にも継続して行う予定。7日は100年生ヒノキ林枝打ち、間伐(かんばつ)、ササ除伐を行い、14日は間伐材を再利用した柵作り、ブナじかまきなどを行う。
同会は14日、小田原市内や箱根町(白銀山、生命の星地球博物館など)で開催される「水源の森の恵みを感じるツアー」に協力し、参加する親子40人に間伐と種まきの指導を行い、豊かな森づくりへの理解を高める活動も行う。
同会の川島範子さんは「豊かな森づくりを目指した活動を今後も推進していく。興味を持った方は参加を」と呼び掛ける。