「小田原市無尽蔵プロジェクト・環境シティ・ブリの森づくりプロジェクト」が主催した「第1回『森・里・海』写真コンテスト」の入賞作品が決定した。
「小田原とその周辺の森・里・川・海に関わる人・風景・そこに生きる動物・植物ほか・未来に残したいもの」をテーマにして行われた同コンテスト。告知期間が2カ月と短かったが、22人54点の応募が寄せられた。
同プロジェクトの川島範子さんは「環境写真コンテストの意味合いもあるため、環境保護と、再生への思いをポイントにして審査した。レベルの高い秀作が多く、身近な自然である田んぼ、また自然と戯れる子供たちを見守る温かい視線も多く、僅差での審査結果となった」と話す。
入賞作品は、26年度(4月~)のカレンダーやポスターなどに使用される。また、入賞作品と特別展示作品は、3月30日に小田原西武百貨店で開催される「森で遊ぼう!」 (主催:ブリ森プロジェクトと森里海の団体)で展示を予定する。
入賞作品は以下の通り。( )内は入賞者。
◎第一席「伐木のとき」(鈴木毅人)、同連作「楔を打つ人」(鈴木毅人)、撮影地=小田原市久野。
◎第二席「藁塚のある風景、富士山遠望」(安藤和夫)、撮影地=小田原市上曽我。
◎第三席「ちびっ子 お茶つみ隊」(深瀬孝一)、撮影地=南足柄市沼田。
◎優秀賞「木地師の仕事場」(間瀬伸一郎)、撮影地=小田原市寿町。同連作「木地師の鍛冶仕事」(間瀬伸一郎)、撮影地=小田原市寿町。「朝焼けの詩」(小澤宏)、撮影地=早川海岸。「青空にはためく」(中嶋寿磨子)、撮影地=小田原漁港。
◎入賞「目が合った! アオバズク」(岡本勇太)、撮影地=酒匂川近郊の神社。「大漁を願う」(中嶋亨一)、撮影地=小田原漁港。「仲秋の田」(中嶋亨一)、撮影地=開成町。「泥んこ戦隊泥レンジャー!」(喜多容子)、撮影地=田島の田んぼ。「刈り取りを待つ棚田」(堀井久栄)、撮影地=小田原市沼代 サシバ営巣地のための棚田保全地。「森の神事」(鈴木毅人)、撮影地=辻村山林に奉られる山の神の社。「自給自足~満たされるボク」(布施眞子)、撮影地=久野欠ノ上。「足柄平野の景色」(小林ゆみ)、撮影地=大井町。
◎特別展示「オオバクサフジ・カントウタンポポと子供たち」(大石和子)、撮影地=酒匂川サイクリングコース栢山付。「カントウタンポポと子供たち」(大石和子)、撮影地=小田原市内。「酒匂海岸ハマエンドウ」(天野忠明)、撮影地=小田原市。「ハマヒルガオ」(天野忠明)、撮影地=小田原市。「鹿と酒匂川」(市野一喜)、撮影地=酒匂川。