NPO法人「アール・ド・ヴィーヴル」(小田原市栄町1)が2月12日、小田原市内で「さをり織りのワークショップ」を開いた。
「障がいがあっても自分で選択していく人生を送ってほしい」との願い、アートを中心とする創作活動の場を提供している同NPO。障がいのある仲間たちが、それぞれの個性と成長に応じて感性を磨き、豊かな日常生活の実現を目指している。
ワークショップで使った織り機は「SAORI(さをり)」。シンプルな操作性から、多くの施設や工房で支持を集めている。今回の参加者も、織り機の前に腰掛け好きな色の横糸を選び、自分のイメージを織り続けた。
同NPOの萩原美由紀理事長は「足のペダルを踏むのが難しかった男の子も、次第にリズムよく動き出し、無心に織っていった。『自分らしく生きること』を見つけてもらえたら」と期待を込める。