富士の絶景と芦ノ湖を一望できる「芦ノ湖スカイライン」(箱根町箱根)で4月21日より、走行中にメロディーが聞こえる「エヴァンゲリオン メロディーペーブ」が始まる。
静岡県と神奈川県を結び、富士箱根伊豆国立公園に位置する同有料道路。ドライビングロードとして、箱根町と協力体制を取り観光誘致の取り組みも行っている。その一環として、箱根が舞台となる「新世紀ヱヴァンゲリオン」のテレビアニメで使用されたオープニング曲「残酷な天使のテーゼ」を奏でるメロディーペーブ(音響道路)を新設する。
「メロディーペーブ」は、舗装道路に付けられた溝(幅=9ミリ、深さ=6ミリ)を連続的に設け、法定速度の40キロで走行すると車内でメロディーを楽しむことができる仕組み。本来は、居眠り防止、スピード出し過ぎ防止、スピード減速抑制、スリップ防止の役割を担う。
設置区間は下り車線の約320メートルで管理事務所近く。楽曲「残酷な天使のテーゼ」の一節である「残酷な天使のテーゼ 窓辺からやがて飛び立つ ほとばしる熱いパトスで 思い出を裏切るなら この空を抱いて羽ばたく 少年よ神話になれ」の部分が利用される。
同社の南場俊昭社長は「箱根が舞台である人気作品『新世紀エヴァンゲリオン』の楽曲を使用した日本初の音響道路をより多くの人に体験して頂ければうれしい。今後も周辺地域の活性化につながる取り組みを積極的におこなっていきたい」と意欲を見せる。
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