芦ノ湖スカイラインに4月29日、路面と自動車走行時の共鳴音によって奏でられる音響道路「メロディペーブ」が設けられた。
県内初となる音響道路は、杓子(しゃくし)峠~三国(みくに)峠間の上り車線約310メートルにわたって設置。時速40キロで走行することにより、童謡「ふじの山」の「あたまを雲の上に出し~四方の山を見下ろして~」まで(約10秒程度)を車内で聞くことができる。
音階は設置した溝の間隔によって得られ、間隔が広いほど音階が高くなる仕組み。このほか、溝を設けることで路面の排水機能やグリップ力の向上、ドライバーへの覚せい効果も加わる。
現地管理事務所所長の杉山さんは「一定速度(40キロ)での走行を促すことにより渋滞緩和や速度超過の解消につながるし、話題性からも箱根の集客力アップにつながれば」と期待を寄せる。
営業時間は7時~19時。通行料金は普通車600円(一般区間)。