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小田原の養鶏場でたまご出荷 自然飼料使い育てる

自然養鶏場「春夏秋冬」のニワトリ

自然養鶏場「春夏秋冬」のニワトリ

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 地域循環型の自然養鶏を行っている「春夏秋冬」(小田原市久野)で現在、出荷が本格化している。

自然で安全なえさを集める壇上さん夫婦

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 同養鶏場を運営する檀上貴史さんは「4月15日生まれの鶏たちが始めて産卵する『初たまご』が11月上旬だった。新入りが生み始めたことで養鶏場が賑やかになった」と話す。鶏の初産から2週間までのたまごを「初たまご」といい、産卵までの7か月の間に食べた飼料の栄養素が多く含まれ、生命力のある卵と言われている。

 同養鶏場では、鶏の成長を早めたり、産卵数を増やしたりするための高カロリー・高タンパクな配合飼料を使用せず、自然の粗飼料を使用して育てている。春には、菜の花、キャベツを食べ、夏には、ズッキーニ、カボチャ、ナス、キュウリなどを餌にし、秋には、サツマイモなどで栄養を付け、冬にはミカンなどを食べている。それぞれが「春たまご」「夏たまご」「秋たまご」「冬たまご」となり出荷されていく。

 同養鶏場のたまごは現在予約半年待ちの状態。檀上さんは「お待ち頂くのは心苦しいが、安全でおいしいたまごをお届けすることを大切にしている。まもなく届けられるので味わっていただければ」と話す。同養鶏場では、フィロソフィ(思想)や養鶏の手法を紹介するPVを作成し公開している。

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