小田原の干物店「ひもの屋半兵衛」を経営する「大半商店」が3月24日、小田原市東町に製造工程を見学できる工場直結型2号店をオープンした。
大正末期からアジ・カマスなどの干物やかす漬けの製造を手掛ける同店。現在は、三代目社長の椙崎信二さんが、大手小売業やスーパーなどに取引先を拡大。専務で四代目の椙崎晃久さんは、自社流通チャンネルの「ひもの屋半兵衛」を展開している。
同店は、開発関係では「小田原アンチョビー」を皮切りにグルメ指向型の新商品や限定商品を販売。「チルドあじ」や「訳あり干物」なども同店を代表する商品に育っている。販売でも「干物の詰め放題企画」などのプロモーションを積極的に展開し、実績を積み上げてきた。
移転の理由は、工場の老朽化と手狭になったことから。新工場は本社機能も併せ持つ。新設した工場に直結する「ひもの屋半兵衛」2号店について、椙崎晃久専務は「品質、とりわけ味にこだわりながら生産する様子も見学できる。工場直結の2号店のオープンで、小田原漁港エリアの1号店と併せて、お買い求めがより便利になった。来店してもらえれば」と呼び掛ける。
営業時間は9時~16時。