小田原錦通り商店街協同組合（小田原市栄町）は5月22日、2015年から取り組んでいた街なか緑化事業「都市廊」の完成セレモニーとイベントを行う。

商店街の随所に設置したプランターつきベンチ

　観光客や市民が回遊しやすい街づくり、やすらぎのある街づくりの一環として、小田原市が推進する都市廊（街なか緑化）事業のモデル商店街として施工を行ってきた同プロジェクト。商店街入口に設置したゲートモニュメント、商店街の随所に設置したプランターつきベンチ、希望店には店の看板を兼ねたプランターの設置、既存の植え枡も活用して植栽のリニューアルプランターの設置、花や樹木の植栽などを行い完成した。

　完成セレモニーでは、同組合・理事長の古川孝昭さん、同市副市長の時田光章さん、全体のプロデュースと設計を担当したチームネットの甲斐徹郎さんがあいさつをする。

　セレモニー後は、北條ポケットパーク内の特設ステージで「青空フリーライブ」（12時～16時）、みずほ銀行小田原支店前特設スペースに小田原市都市廊政策PRブースを設置し、寄せ植えの展示、段ボールコンポスト（堆肥作り）のPR、端材を活用したクラフト体験、花の種のサンプリングなどを行う。

　併せて、錦通り商店街のほか18店が参加して「ニッキーバル（NICKEY BAR）」が行われる。バルチケット1枚でドリンク1杯と参加店自慢の料理を味わうことができる。参加チケットは1セット5枚つづりで4,000円。当日は北條ポケットパーク内に販売所を用意する。

　理事長の古川さんは「小田原市と共同で緑化計画を策定してから3年、商店街で協議を積み重ねて完成させた成果をみなさんに披露することができる。これからは維持管理を通じてみなさんとのコミュニケーションをより発展させていく。商店街一丸となって、愛される街づくりを目指していきたい」と抱負を語る。