箱根湿生花園(箱根町仙石原、TEL 0460-84-7293)は7月20日より、夏の企画展「世界の食虫植物展」を開催する。
同展は、ハエトリグサをはじめ風変わりな捕虫葉を持つウツボカズラやサラセニアの仲間など、世界の食虫植物約60種500点を一堂に展示するもの。
園内の特設会場には、落とし穴式で虫を捕まえるサラセニアなどを集めた北米エリアや、ウツボカズラなど熱帯の植物を集めた熱帯エリア、モウセンゴケやムシトリスミレなど小型の種類を集めたエリア、南米のギアナ高地に生えるカトプシスなど集めたエリアなどがある。このほか、葉を閉じて虫を捕まえるハエトリグサや日本に自生するタヌキモなども展示。
期間中の毎週水曜・土曜は13時30分から約30分間「食虫植物ミニ教室」を開き、虫を捕まえる理由や家庭での育て方などを解説するほか、ハエトリグサが実際に虫を捕まえる様子を観察する。
同園の松江大輔さんは「世界の食虫植物の不思議な生態などをわかりやすく解説し、園内ではハエトリグサなどの株の販売も行う予定なのでぜひ家族で参加してみてほしい」と話す。
開園時間は9時~17時。入園料は、大人=700円、子ども=400円。8月31日まで。