箱根の秋の風物詩「仙石原のススキ」が現在、晩秋に向けて少しずつ黄金色に変わりはじめている。
箱根・台ヶ岳(1,053メートル)のふもと、約18ヘクタール(東京ドーム約4個分)にわたって群生するススキ。9月に入り、黄色くなった穂先と青々とした茎が、綿毛の開きにあわせて黄色に変化。10月には高原一面が美しい黄金色に染まる。
仙石原のススキは太陽の光を受けて、黄金色のじゅうたんを敷き詰めた光景になる。高原の秋風により黄金色のススキが波打つ姿を見に多くの観光客が訪れにぎわいを見せる。箱根・仙石原のススキは、光の関係から訪れる時期によってさまざまな美しさとなるため、9月中旬から11月中旬まで長い期間が見頃となる。中には、1シーズンに2回~3回訪れ、季節の移り変わりをススキを通じて楽しむ人も多い。ススキ野原には散策路があり、背丈ほどに育ったススキの中を散策する事もできる。
9月22日は、仙石原文化センターで「仙石原すすき祭り」を開催し、箱根温泉卓球選手権、各種のイベント、コンサートなどを行う。