小田原駅周辺の商店会で温暖化対策「グリーンウォール・プロジェクト」

収穫したゴーヤーは月末に開催予定の「沖縄POPコンサート」で振る舞う予定

収穫したゴーヤーは月末に開催予定の「沖縄POPコンサート」で振る舞う予定

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 小田原駅周辺の商店会で現在、温暖化対策への取り組みの一環として「グリーンウォール・プロジェクト」が行われている。

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 同プロジェクトは、銀座、緑一番、大工町、中央通り、台宿の5つの商店会が加盟している「ほっとファイブタウン(H5T)」が小田原市中心市街地まちづくりコンテストの対象事業の一つとして行っているもの。

 加盟商店会各店舗でツル性の植物を栽培し、窓辺や日の当たる壁面に張ったネットに葉やツルが絡んで覆うことで窓からの日差しを遮り室内温度の上昇を抑え、植物の葉が持つ蒸散作用によって周囲の温度を下げるなどの効果が得られる。このほかエアコンの使用時間を減らしたり、設定温度を上げたりすることにより省エネ効果も期待できる。すでに全国各地で取り組んでいる事例も多く、外気と室内温度との差ができ5~10度ほど涼しくなったとの報告もあるという。

 今回、栽培している品種はゴーヤー、ヘチマ、朝顔。ゴーヤーは「すずかぜゴーヤー」という品種で暑さに特に強く生育が旺盛で実がなりやすいのが特徴。収穫したゴーヤーは、月末に予定している同地区のイベントなどで振る舞う予定。

 H5T代表の佐藤慎一さんは「毎日の水やりを地域住民やお客さまに行ってもらうことにより参加意識を持ってもらい、商店会のファンの増加や来店客数の増加を図りたい」と相乗効果を狙う。

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