星野リゾートが運営する「界 箱根」(箱根町湯本茶屋)の玄関の前にある桜が春の到来を告げている。
箱根湯本の渓流沿いに佇む同温泉旅館。この地に宿泊施設ができたときから玄関前の桜が多くの宿泊者や旅人を迎え続けてきた。この桜が咲くと湯本から旧街道沿いにも春が来る。箱根では、桜の開花と見ごろが高度に合わせて移動する「桜の山登り」が続く。現在、小田原から湯本を経過し強羅へ向かっている。
同社の西原咲紀子さんは「日に日に暖かさが増し、『界 箱根』の玄関にある桜も咲き始めている。今はソメイヨシノ、これから枝垂れ桜も開花を始めている」と話す。春が始まるこの時期、女性グループが多く箱根を訪れる。同館でも、箱根寄木細工のお弁当箱作りや、甘酒、和菓子をセットにした「女性旅」のプランなどを用意して対応するという。
季節と共に箱根の山を上に向かって移動する「桜の山登り」。このため箱根では、長い期間にわたり桜を楽しむことができる。