小田原片浦のミカンやレモンをPRしながら耕作放棄地の課題解決に取り組む「小田原みかんプロジェクト」は11月25日、「三ヶ日町農業協同組合(JAみっかび)」(浜松市北区三ヶ日町)の後藤善一組合長を招いて講演会を開催する。
神奈川県、小田原市、地元ミカン生産者、慶応義塾大学などが連携して推進する「小田原みかんプロジェクト」。神奈川県県西大学連携事業の一環として、東京農業大学、聖心女子大学、北里大学、明治大学、上智大学、相模女子大学、東京大学、神奈川県立小田原養護学校、慶應義塾大学の学生が参加。サントリー、富士通、ヒルトン小田原リゾート&スパなどの企業も協力している。
小田原・片浦地域では、生産者の高齢化、ミカン収益の悪化、後継者不足などの理由からミカン畑の耕作放置地が増加。プロジェクトでは、これを食い止めるための具体的な活動の展開と解決へのプラン作成を行っている。
今回は、農地の機械化などで効率的な生産体制を確立し、かんきつ類のブランディング化でも実績を上げている三ヶ日町農業協同組合(JAみっかび)の後藤組合長を招き、推進してきた経過や秘訣を聞く。
推進する慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の都丸孝之特任准教授は「後藤組合長には、片浦地域の米神地区と石橋地区の視察を行ってもらい適切な助言を頂く。地元自治会、ミカン生産者、神奈川県や小田原市の職員、大学生、JAかながわ西湘などが参加する予定。楽しみにする人も多い」と話す。
開催時間は13時~。会場はヒルトン小田原リゾート&スパ。