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小田原から湯河原地域でジビエ料理の提供店舗が増加 味と食べやすさ人気に

イノシシのレバーパテ・ロースト・ミートパイ(写真=よるのあじと)

イノシシのレバーパテ・ロースト・ミートパイ(写真=よるのあじと)

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 小田原から湯河原地域でシカやイノシシなどのジビエ料理を提供する店舗が増え注目を集めている。

イノシシのタンの赤ワイン煮

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 農産物の生産が盛んな西湘地域。農園や畑に出没し、畑を荒らしてしまう有害鳥獣を捕獲し、地域で消費しようという動きがことの始まり。日本料理、フレンチ、イタリアンなど幅広く使うことができ、味の評価も良いことから普及を始めている。

 シカは牛よりも臭いがなくローストにすると柔らかな口当たりになる。イノシシは、脂がおいしく、焼くとナッツや麝香(じゃこう)の香りがすると好む人も多く、夏は煮込み料理などに向いていると人気がある。

 ジビエ料理が普及する背景には、湯河原の隣の熱海市泉地区に野生動物解体処理施設「山の恵(めぐみ)」の稼働が上げられる。この施設が動き出したことで、新鮮でリーズナブルな価格でジビエの素材入手が可能となった。

 箱根と湯河原で店舗を運営する安藤涼子さんは「ジビエ料理を提供する店舗が増えることで、調理手法や料理のアピール手法などが切磋琢磨(せっさたくま)されレベルが上がってきている。既にジビエ料理を味わうために来る人も現れている。ジビエ料理が定着することで観光の目玉になればうれしい」と話す。

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