小田原の「UMEMARU Inc.」(うめまるインク)と「かなごてファーム」、マーケティングプランナーの加藤雅大さんらが推進してきた新たな地域ブランド「小田原みかんビール」が5月2日に「北条六斎市」でお披露目される。
UMEMARU Inc.の守屋佑一さんが、愛媛の飲食店で提供されているミカン果汁とビールを使ったビールベースのカクテルに着目。「小田原みかんビール」の商品アイデアを作成した。
ミカンは「かなごてファーム」が遊休農地を使って栽培している「おひるねみかん」と、守屋さんの自社農場で栽培されているものを使う。市場導入については3者で検討を重ね、小田原みかんの味とビールの味がうまくマッチすることをポイントにして訴求。新しい味の誕生であることを伝えていく。
発売に先駆け4月23日、お堀端コンベンションホールで新商品発表会を開いた。「かなごてファーム」のメンバーも参加して試飲も行われ、会場からは「小田原のみかんの味が生きている」「飲みやすい」などの声が上がった。一般へのお披露目は、5月2日~6日に小田原城二の丸広場で行われる「北条六斎市」での出店が最初。その後は、小田原市内のイベントなどで披露される。
守屋さんは「小田原のみかんを前面に出した商品を作りたいとずっと思っていた。湘南ゴールドエナジーに続き小田原の新しいカルチャーとして誕生した。複合的な流通チャネルで飲めるようにしていきたい」と意欲を見せる。