「第54回小田原 北條五代祭り」が、小田原城銅門広場をメイン会場に5月3日に開催され、戦国絵巻が現代によみがえった。
小田原城開府五百年記念として開催された今年の北條五代祭り。当日の朝まで荒天が続いたが、開催時間が迫ると回復し多くの市民や観光客で賑わいを見せた。
北条早雲(初代)、北条氏網(二代)、北条氏康(三代)、北条氏政(四代)、北条氏直(五代)と、五代約100年にわたって関東を統括し、領民の安寧を理想とする国づくりをおこなった北条氏を称える「北條五代祭り」。小田原市最大の祭りで、小田原城銅門広場を会場にした「出陣式」と、総勢1700人が市中を練り歩く「市中パレード」が行われた。
北条早雲(初代)には俳優で小田原ふるさと大使の合田雅吏さん、北条氏政(四代)には俳優の高嶋政伸さんが扮した。
小田原の観光とグルメをナビゲートする村山寛明さんは「今回も例年通りに活気にあふれる祭りだった。歴史絵巻の中に自分がいるようで感動した。来年は忍者か甲冑隊か、公募される北條氏康公に扮してパレードに参加したいと思った」と話す。