小田原フラワーガーデン(小田原市久野、TEL 0465-34-2814)で、花菖蒲(ハナショウブ)と睡蓮(スイレン)が見頃を迎えている。
小田原フラワーガーデンでは、池を囲むように約180品種1000株の花菖蒲が植栽されている。新たに、2014年より睡蓮の植栽も開始。14種類の「温帯スイレン(Nymphaea)」を植栽中で、株は大きく、見応えある花が濃いピンク、白、黄色、オレンジ、薄紫など華やかに咲き誇っている。6月2日からは、従来から咲いている花菖蒲と睡蓮にスポットを当てて「花菖蒲・睡蓮まつり」を開催している。
水面に写る花菖蒲と、水面に浮かぶ睡蓮が同時に見られるのが特徴で、錦鯉(にしきごい)やカルガモ、トンボなどの水辺の生き物にも見られ、写真に収めるためカメラを持った来園者でにぎわいを見せている。
小田原フラワーガーデンの中西七緒子さんは「花菖蒲は、例年よりも10日ほど早く見頃を迎え、睡蓮は8月下旬まで花が咲き続ける。ブルートーンの花々がつくり出す爽やかなグラデーションが観る人の心を癒やしている。この時期に花菖蒲と睡蓮の競演をぜひ見ていただければ」と呼び掛ける。