箱根写真美術館(箱根町強羅、TEL 0460-82-2717)で、広告写真家のトシ・ワカバヤシさんがブリキのおもちゃを撮影した作品展「RETRO 60-70’s トシ・ワカバヤシの世界」が開催されている。
日本を代表する写真家の秋山庄太郎さんに従事して写真の基礎を学び、日本デザインセンターに入社。その後、単身アメリカ・デトロイトに渡り、写真家のジョージ・カワモトさんが主宰するスタジオで、フォード社の車体撮影などの技術を習得して帰国。独立して「トシ・フォトグラフィー」を設立したトシ・ワカバヤシさん。幻の名車と呼ばれる「トヨタ2000GT」や「セリカ」などの撮影を担当。広告写真家として一時代を築いてきた。
トシ・ワカバヤシさんは、長年ブリキのおもちゃのコレクションを続けており、世界を旅して撮影してきた風景写真と、手製のジオラマと組み合わせ1つの作品に仕上げたのが「Tin Toy Dioramas Photography」。今回はこのシリーズの中から、60-70年代のリアリティにあふれる作品を選んで展示する。
期間中、個人コレクションの中からブリキのおもちゃの展示も行われ、来館者を喜ばせている。
開催時間は10時~17時(夏期6月末~8月末頃まで18時)。 入館料は、大人=500円、子ども=300円、6歳以下無料。火曜(祝日を除く)休館。7月30日まで。