地域のワークショップに出張して「モノづくり」の楽しさを伝える活動を展開している「出張まち工場」(小田原市中新田)は、夏休み期間に各地に出張し体験イベントを行った。
神奈川県内の地域異業種のメンバーで構成される「出張まち工場」。2014年4月より「モノづくり」の楽しさを伝える活動を続けてきた。開催会場への移動の際には多くの機材運搬が必要となるためキャンピングカーを改造した専用の「出張カー」を導入して各地へのキャラバンを行っている。
「出張まち工場」を推進する川田製作所の川田俊介さんは、夏休みが始まる7月中旬に「さあ。夏休み。今年も行くよ! 出張まち工場」と出張計画を立案していた。「各会場で子どもたちが待っている。モノづくりの楽しさを早く体験してあげたい」と意欲を見せていた。
言葉の通り、「秦野ガス夏休み子ども体験教室」(7月30日)、「キャンパス小田原 夏休み子どもおもしろ学校」(8月4日・5日)、「小田原箱根大博覧会 なりわい体験(協力=水の野菜Lab)」(8月7日)、富山県高岡市で開催の「ファクトリーアートミュージアム トヤマ」(8月26日)と忙しい日程をこなしきった。
夏休み最後は富山への出張。「ガチ本気のモノづくり集団」のメンバーは、出張カーに同乗して富山まで移動。安全なゴム製のピストルづくりなどのプログラムを用意した。「モノづくりの楽しさを教えるのはとても楽しい。でもそれ以上に体験した子どもたちは楽しかったようだ」と川田さん。次回も来ることを約束してきたという。