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軒先マルシェが上野毛から恵比寿へ 「ベーカリー&カフェ空と麦と」店頭で水曜開催

10月3日に「ベーカリー&カフェ空と麦と」で開催された軒先マルシェ

10月3日に「ベーカリー&カフェ空と麦と」で開催された軒先マルシェ

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 小田原近郊で生産された野菜や鶏卵を、東京の東急上野毛駅前(東京都世田谷区)で販売してきた「軒先マルシェ上野毛」が9月30日で終了し、恵比寿と代官山のほぼ中間に位置する「ベーカリー&カフェ空と麦と」の店頭での開催になった。

お別れに頂いたピカチュウと手裏剣の折り紙

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 2015年より始まった「軒先マルシェ上野毛」。実施回数は138回となり、自然に育った野菜と鶏卵を買い求める人は多く、10時開催で11時前後には売り切れる状態が続いた。近隣のレストランも食材として仕入れるほどでシェフ御用達の食材マルシェにもなった。

 移転は、「軒先マルシェ」の更なる進化のため。連携する「ベーカリー&カフェ空と麦と」(渋谷区恵比寿西2、TEL 03-6427-0158)は、八ヶ岳南麓の自然栽培農家が立ち上げたベーカリー&カフェ。香りのあるパンは高く評価され、食材にこだわり自然の味を大切にする顧客が多い。客層が「軒先マルシェ」のターゲットとほぼ同一であることから連携してマルシェの開催につながった。

 「軒先マルシェ」を運営する春夏秋冬(小田原市久野)の檀上貴史さんと智子さん夫婦は「今回の移転ができたのは、今まで支えてくれたお客さんのお陰。別れはちょっぴり寂しい」と話す。「軒先マルシェ上野毛」の最終日。開催地の向かいのマンションに住む女の子から別れのプレゼントを受け取った。智子さんは「ピカチュウと手裏剣(しゅりけん)の折り紙。きっと私たちが作った野菜や鶏卵を食べていてくれたのだと思う。これは私たちの宝物」としんみり。

 恵比寿での初日は10月3日。台風24号の影響で、野菜は少なめだがたくさんの柿と鶏卵を用意。「とても心配したが好評だった。よかった」と当日の思いを振り返る。「上野毛が私たちの第一歩。ここ恵比寿が第二のステップ。これからも進化して進みたい」と先を見据える。

 開催は水曜日。

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