ランニング、アウトドアライフ、フェスの3要素を包含したエンターテイメントスポーツフェスティバル「箱根ランフェス」が、4月13日より始まり多くの参加者でにぎわいを見せた。
箱根ランフェスのメインレース「富士ビューラン(ハーフ)」で優勝した樽木将吾さん(小田原)
プログラムは、ふだん走ることのできない自動車専用道路「芦ノ湖スカイライン」をコースにする「富士ビューラン」、芦ノ湖湖畔を歩く「ノルディックウオーキング」、箱根一帯を舞台にして行われるランニング「ロゲイニング」、芦ノ湖畔の風景と緑、観光を楽しみながら走るファンランの「芦ノ湖ラン」や、芦ノ湖キャンプ村を会場にしてアウトドアを楽しめるフェスイベントも開催された。
メインコンテンツは「富士ビューラン」。ハーフと三国峠ランの2種類あるがハーフは9時に箱根湖畔ゴルフ場付近をスタートし、芦ノ湖スカイライン南側出入り口付近を折り返す全長21キロのハーフマラソン。スタートから一気に270メートルを上るなど、アップダウンの激しいハードなコース。
コースからは、富士山がしっかり見え、つらい上りの最中に後ろの富士山を振り返り自身を鼓舞するランナーもいた。中には、眺望に見とれ、通常のマラソンより足を止めて、写真撮影をするほほえましい一幕もみられた。
優勝は、小田原市の樽木将吾さん。2位以下を大きく引き離し圧勝した。樽木さんは「最初から最後まで起伏に富んだコースで、厳しいレースだった。芦ノ湖の絶景や静岡県東部のパノラマと雲一つない富士山を見ながら走り、目標タイムの75分を達成することができた。来年も、この難コースに挑戦し、今回のタイムの更新と連覇を目指したい」と意欲を見せた。
伴走取材をした守屋佑一さんは「景色が最高ですばらしかった。コースのアップダウンがあり厳しいコース。初心者向けの平たんな道路を走るマラソンコースもあると良い。ランナーもファミリーもみんな笑顔だったのが印象的だった」と感想を述べた。
4月14日も多彩なプログラムが行われる。