小田原の干物店「大半商店」(小田原市東町)が経営する「ひもの屋半兵衛」(小田原市早川、TEL 0465-42-9755)で、今年も「ギョサン」の販売が始まり好調な売れ行きを見せている。
小田原漁港に隣接する「ひもの屋半兵衛」。大正末期にアジ・カマスで干物(ひもの)作りを始めて開業し、現在でも魚の手開きにこだわりていねいに作り続けている。最近では若い女性客の来店が増えたことから店内は活気にあふれている。
大半商店の椙崎晃久さんは「『ギョサン』は、小田原漁港を訪れた観光客に毎年好評。半兵衛の干物とギョサンを合わせて買い求める人もいる。どちらも小田原のブランドとして定着し始めている。今後も期待に応えておいしい干物を提供していく」と話す。
ギョサンを提供しているマツシタ靴店(小田原市栄町)代表の松下善彦さんは「ギョサンは漁師が舟の上ですべらないように履いているサンダル。港や漁師さんとの関係は深い。小田原漁港に隣接する『ひもの屋半兵衛』で買うことができるため喜ばれている」と話す。
営業時間は、9時~16時30分(7月~9月は17時)。